ヤンキースの25歳が、大谷翔平の“史上最高7億ドル”を超える可能性「15年7億100万ドル。それがスコット・ボラスのやり方だ」とヤ軍メディア示唆

今オフにスポーツ史上最高額となる10年7億ドル(当時約1015億円)で、大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースと契約。世界中で大きな話題となった。その史上最高額が、2024年シーズン終了後に塗り替えられるかもしれない。

ニューヨーク・ヤンキース専門メディア『Inside the Pinstripes』は3月11日、「ヤンキースのスラッガーが、大谷翔平以上の契約にサインすると予想」と題した記事を配信。「今シーズンからヤンキースにやってきたスター選手のフアン・ソトが、大谷を超える金額でサインすると言われている」と伝えた。

MLB屈指とも形容される強打者のソトは、今オフにサンディエゴ・パドレスからトレードでヤンキースに移籍。球団は主砲アーロン・ジャッジとソトの二枚看板で、地区4位でプレーオフ進出を逃した23年の失意のシーズンを払拭しようとしている。
ソトは24年シーズン終了後にFAとなるため、同メディアは大谷級の高額契約になると予想。その根拠として、「球界随一とも呼ばれ、数々の大型契約をまとめてきた敏腕代理人のスコット・ボラス」の存在を挙げた。「ボラスは、提示以下では何も受け付けない。少なくとも歴史的には、それがボラスのやり方だ」と記している。

ボラス代理人は今シーズン終了後にヤンキースと契約を延長するのではなく、ソトをFAとしたうえで、FA市場であらためて契約先を探す手法をとると言われている。そしてボラスがソトに付ける値札は、「大谷の10年7億ドルを超える、15年7億100万ドル」。そう予想したのは米誌『Baseball America』のイーライ・ベン=ポラト記者だ。

『Inside the Pinstripes』はベン=ポラト記者の予想を引用しながら、「25歳と若いソトは、大谷よりも長い期間の契約を結ぶ可能性がある」として、「少なくとも5億5000万ドルから6億ドルになると多くの識者が予想している」と記載。さらに年数が長くなれば、大谷の7億ドル超えも見えてくると記している。

はたしてソトは24年にヤンキースで活躍し、シーズン終了後に“大谷超え”を実現するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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