花屋で働くロボット描く 日仏デザイン大賞 茨城・下館一高の飯山さん入賞

「日仏ロボットデザイン大賞」で入賞した飯山朱莉さん=八千代町菅谷

NPO法人日仏芸術文化協会(東京都)が主催する第11回「日仏ロボットデザイン大賞」で、茨城県立下館一高1年の飯山朱莉さん(16)=同県八千代町在住=の応募作品が入賞した。初めての応募で高い評価を受け「入賞はないと思っていたので、びっくりした」と笑顔で語った。

同大賞は、日仏の芸術交流を深め、子どもたちの創造性を育む機会の提供が目的。対象は小学生から高校生までで、今回のテーマは「お店で活躍するロボット」。昨年9月末まで応募を受け付け、作品は日本、フランス、ルクセンブルクから計332点に上った。

飯山さんは「人を支える」を念頭に、タブレット端末を使い花屋で働く管理専門のロボットを描いた。「フラリン」と名付けたロボットは、顔の周りにある外側の花びらが花に水をやり、内側の花びらは発光する。指先からは肥料も出す。全て本体から離れて作業を行えるというユニークな発想が際立った。

作品募集は自身が通う同町内の「青山ゼミナール」で知った。子どもの頃から絵やデザインが好きな飯山さんは「人型でなじみやすい姿、人を支えるロボットをイメージした。入賞は自信になった。また挑戦したい」と目を輝かせた。

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