「リバプールはチェルシーに感謝しなければ」遠藤航の“衝撃的な活躍”でカイセド&ラビアの強奪に痛烈皮肉!「おかげでエンドウを獲得」「世界最高のMFを上回る」

リバプールの遠藤航は、3月10日に本拠地アンフィールドで開催されたプレミアリーグ第28節のマンチェスター・シティ戦で、王者を相手に圧巻のパフォーマンスを披露。攻守に躍動し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されている。

昨夏にファビーニョを失い、新たな6番(アンカー)を求めていたリバプールが第一ターゲットにしていたのは、ブライトンのモイセス・カイセドだった。だが、契約目前でチェルシーに強奪されると、サウサンプトンのロメオ・ラビアも立て続けにマウリシオ・ポチェティーノ監督のチームに横取りされる。

そこで、いわば第3の候補として獲得したのが遠藤だった。しかもカイセドとラビアの移籍金の10分の1程度で手中にしたのだから、リバプールは笑いが止まらないだろう。

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現地メディア『Tootball Transfers』は、「リバプールはチェルシーの6200万ユーロの移籍決定に感謝しなければならない」と見出しを打った記事を掲載。強奪を皮肉っている。

「リバプールは夏の移籍市場でモイセス・カイセドとロメオ・ラビアの両選手との契約を望んでいたが、チェルシーが両選手を目前で引き抜き、レッズは失敗した。カイセドがスタンフォード・ブリッジに移籍した後、ラビアはリバプールに加入する運命にあるかに見えたが、チェルシーは再びレッズを追撃して奪い、エンドウという比較的無名な選手との契約を強いられた」

同メディアは「ラビアは負傷に見舞われた悲惨なシーズンで、チェルシーでわずか32分間の出場にとどまっているが、エンドウはリバプールにとって重要な選手に成長した。日本代表のキャプテンは、日曜日のマンチェスター・シティ戦でセンセーショナルな活躍を見せ、試合後は絶賛された」と綴り、こう続けた。

「シュトゥットガルト時代のエンドウも間違いなく優れていたが、誰も彼にチャンスを与えなかった。おそらく彼のスタイルが、よりボールを支配するチームに変えることに懸念があったからだろう。しかし、彼のリバプールの移籍はセンセーショナルだった」

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『Tootball Transfers』は「シーズン序盤はアレクシス・マカリステルが守備的MFとして好まれることが多かったため、エンドウは移籍してからプレミアリーグでわずか9試合に先発出場しただけだ。しかし、リバプールはその9試合で6勝3分けと無敗を維持している」と伝えている。

「日曜日、おそらく世界最高のホールディングMFであるロドリとの戦いで、エンドウは上回った。カラバオカップ決勝でカイセドとエンソ・フェルナンデスに対してやったのと同じだ。アンフィールドで行われたプレミアリーグ優勝決定戦で、遠藤は7回のデュエルのうち6回で勝利し、6回のリカバリー、4回のタックル、2回のインターセプトもマークした」

記事は、「日本代表はファビーニョに代わって見事に活躍しており、タイトル獲得に向けて重要な役割を果たすことになるだろう」と称賛。こう締め括っている。

「ラビアは昨夏に6210万ユーロでチェルシーに加入したが、このベルギー人は西ロンドンではまったく影響を与えていない。結果として、リバプールはこのMFと契約しなかったことを非常に感謝することになるだろう。なぜなら、そのおかげでエンドウをお買い得(2000万ユーロ)に獲得できたからである」

リバプールサイドからすると、してやったりというところだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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