サンダーズの試合に出店、売上金で寄贈 群馬・太田市立太田高の5人 市にサッカーボール

 スポーツを頑張る小中学生を応援しようと、群馬県太田市立太田高の3年生5人が12日、イベント出店の売上金で購入したサッカーボールを市に贈った。市が運営するおおたスポーツ学校で活用してもらう。

 商業科の大塚玲弥さん、斎藤寛貴さん、柴崎夢亜さん、佐々木優芽さん、高見康希さんが「太田のスポーツを盛り上げる」をテーマにグループ研究に取り組んだ。5人は昨年12月、地元のプロバスケットボールチーム、群馬クレインサンダーズのホーム戦に合わせて同市の試合会場周辺に出店。需要が高そうなプリン400個を仕入れて販売し、その売り上げでサッカーボール5個などを寄贈した。

 生徒たちは市役所を訪れ、清水聖義市長に手渡した=写真。大塚さんは自身も中学時代におおたスポーツ学校でサッカーをしていた経験を踏まえ、「後輩たちの役に立てて光栄」と話した。

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