関東の穴場はどこ? お花見におすすめのスポット7選

桜が咲き出すと、気になるのがお花見情報。満開の桜をひと目見ようと、桜名所はどこも混雑しがちだ。今回は、関東近郊でお花見におすすめの穴場スポットを七つ紹介する。穴場のお花見スポットで、じっくり桜を堪能してほしい。

2024年関東の桜の開花予想をチェック

まずは、2024年の関東地方の桜の開花予想から見ていこう。ウェザーニュースの開花予想によると、ソメイヨシノの開花は東京で3月20日の予想となっている。関東甲信や北陸、北日本地方では、平年より開花が早まるところが多いとのこと。各地とも、開花から5日~2週間程度で満開の時期を迎える見通しだそうだ。

なお、4月にかけての気温についても予想が発表されており、全国的に平年より高い傾向になるとのこと。ただし、東日本では開花直前の3月に低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みだそうなので、お花見に行く際は天気予報もあわせてチェックしておこう。

東京の穴場スポット

まずは、東京にある穴場スポットをご紹介しよう。

国営昭和記念公園

東京立川市・昭島市にまたがる国営昭和記念公園では、ソメイヨシノはじめ31品種約1500本の桜が植えられている。菜の花とのコラボレーションも楽しめ、まさにお花見にピッタリの場所といえる。

東京ドーム約39倍の広さを誇る広大な公園には、日本庭園や盆栽苑、こどもの森など、さまざまな施設があるため、子どもと一緒に一日中楽しめる。

砧公園

世田谷区にある砧公園では、ソメイヨシノやヤマザクラなど約840本の桜が植えられている。桜が一面に咲き誇る姿は圧巻だ。中には、地面まで枝が伸びた桜もあり、間近でお花見をできるのも砧公園ならではの楽しみ方といえる。

東大駒場キャンパス

東京大学の駒場キャンパスも、隠れたお花見の名所だ。大学構内には、学生以外の一般の人でも入ることが可能になっている。構内ではさまざまなところで桜を楽しめるため、自分オリジナルのお花見スポットを探してみてはいかがだろうか。

よみうりランド

東京都稲城市にある遊園地よみうりランドでは、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラなど約1000本もの桜が咲き誇っている。中でも、全長180mの桜並木が人気スポットだろう。夜はライトアップされ、幻想的な姿を堪能できる。

24年3月には「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」がオープンするため、お花見ついでにそちらの施設も楽しんでみてほしい。

関東近郊の穴場スポット

続いて、関東近郊の穴場スポットについても触れておこう。

吾妻山公園(神奈川県)

神奈川県二宮町にある吾妻山公園も、穴場のお花見スポットとして押さえておきたい場所だ。標高136mにある展望台からは、富士山や相模湾など360度の大パノラマが望める。

春になると一面を黄色で覆い尽くす菜の花畑が有名だが、ソメイヨシノも植えられており見物だ。富士山とソメイヨシノの組み合わせは圧巻なので、ぜひチェックしてほしい。

天王桜(群馬県)

群馬県利根郡片品村にある「天王桜」は、樹齢推定300年以上の「オオヤマザクラ」の一本桜だ。県の天然記念物に登録されており、天王神様が根元にまつられていることから「天王桜」と呼ばれている。

4月下旬~5月上旬の満開を迎えるころには夜間ライトアップも実施され、目の前に広がる水田に桜の絶景が浮かび上がる光景は一見の価値がある。

いすみ鉄道 大多喜駅(千葉県)

「いすみ鉄道」は、千葉県を走るローカル線のこと。1両編成の車両はなんとも愛らしい姿を見せてくれる。そんないすみ鉄道も、隠れたお花見のスポットとして推したい。

大原駅から上総中野駅まで全長26kmを結ぶ車窓からは、田園風景が望める。春には菜の花が一面に咲き誇るほか、3月下旬ごろからはソメイヨシノが満開になり、お花見スポットと化す。

写真映えを狙うのであれば、大多喜駅がおすすめ。「桜のトンネル」があり、その年のお花見の記念にピッタリの一枚が撮れるだろう。なお、いすみ鉄道は運行本数が1時間に1本のため、計画的に散策するようにしてほしい。

開花予想をチェックして花見を満喫しよう

今回ご紹介した場所以外にも、関東近郊にはお花見スポットが多数ある。どこに行こうか悩んでいる人は、今回の記事を参考に穴場スポットを訪れてみてはいかがだろうか。

今年は3月20日ごろの開花予想となっており、例年より暖かいとのことなので、お花見にはもってこいといえるだろう。開花予報ならびに天気予報をしっかりチェックして、お花見を満喫してほしい。

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