コニカミノルタ<4902>、医療画像データ分析サービスなど創薬支援の米Invicroを譲渡

コニカミノルタは7日、米国子会社REALM IDx, Inc.(カリフォルニア州)を通じて所有する医療画像データ分析サービスの現地Invicro, LLC(マサチューセッツ州。売上高155億円、営業利益△181億円、純資産244億円)を譲渡すると発表した。各個人に応じたオーダーメイド治療であるプレシジョンメディシン事業縮小の一環。譲渡価額は約173億円。譲渡予定は2024年4~6月。

コニカミノルタは2017年にプレシジョンメディシン事業へ本格進出しており、2018年にはInvicroを含む事業会社3社を傘下に持つKonica Minolta Precision Medicine, Inc.(現:REALM IDx)を設立し、事業展開を進めてきた。しかし、現状の財務状況を考慮した結果、2023年度~2025年度の中期経営計画でプレシジョンメディシン事業を非重点事業と位置付けている。Invicroは数値解析技術とバイオマーカー探索技術に強みを持つ創薬支援会社で、現地投資ファンドCapVest Partners LLPの傘下企業によって設立された製薬サービスプラットフォームCalyx Service Inc.(デラウェア州)に譲渡される。

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