日本海ではなく「韓国海」、ドイツ人女性が発見した地図に韓国教授「非常に意味が大きい」

12日、韓国・YTNは「ドイツの博物館で東海を『韓国海』と表記した地図が見つかった」と伝えた。写真は韓国・江原道。

2024年3月12日、韓国・YTNは「ドイツの博物館で、東海(日本名:日本海)を『韓国海』と表記した地図が見つかった」と伝えた。

記事によると、ドイツ・フュルステンベルクに位置する陶磁器の博物館に保管されている古地図に「Sea of Corea(韓国海)」との表記があるのを、韓国在住のドイツ人女性Judith Quinternさんが発見。このことを伝える動画を10日にSNSに投稿した。

地図は1744年または1747年に英王室の地図制作者、エマニュエル・ボウエン氏によって制作されたと推定されている。博物館にあるのは複写本だという。ボウエン氏は英国王ジョージ2世、フランス国王ルイ15世の時代の地図制作者で、同時代に最も正確な地図を作り高く評価されたとされている。

Quinternさんは韓国メディアの取材に対し「韓国に長く住んでいるので東海や独島(日本名:竹島)問題に関心を持っていた」「地図がどれほど重要なものか分からず、情報を広めるために動画を投稿した」「韓国の立場ではとても重要な地図のようだ」と話している。

韓国の広報活動を行う誠信女子大学の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授は「韓国海との表記がある古地図は時折見つかることがあるが、この動画に収められている古地図は従来のものとは違い、非常に意味が大きいと思われる」と話している。出どころや年度などを検証したのち、博物館に事実確認する考えだという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「大切な資料を発見して教えてくれたQuinternさん、ありがとう。韓国への愛情にも感謝します」「愛国者がドイツにいらっしゃった」「こんな大きな情報を下さってありがとう」「大統領よりすばらしい」など、感謝の声が多数寄せられている。

その他「親日派の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領にとってはうれしくないニュースだね」「政府は嫌がるニュースだ」といったコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

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