米シタデル創業者、トランプ氏支持には政策綱領を見極めへ

Carolina Mandl

[ボカラトン(米フロリダ州)/ニューヨーク 12日 ロイター] - 米共和党の大口献金者で著名ヘッジファンド「シタデル」創業者のケン・グリフィン氏は12日、11月の大統領選有力候補のトランプ前大統領を支持するかについては、トランプ氏の政策案をさらに聞いてからにしたいとの考えを明らかにした。

グリフィン氏は米先物取引業協会(FIA)の会合で答えた。トランプ氏支持についての判断の際には「トランプ氏が米国のために何をするつもりなのか、政策綱領がどのようなものなのかを知りたい」と述べた。さらに「もう少し思慮深い政策や多少配慮した言い回しを期待している」と注文も付け加えた。

政治献金を調査する非営利団体「オープン・シークレッツ」によると、グリフィン氏は前回の大統領選で共和党に約6700万ドルを献金し、個人の額としては3位だった。

今年1月には、トランプ氏と共和党大統領選候補を争っていたヘイリー元国連大使を支援する団体に500万ドルを寄付している。

ただ、グリフィン氏はトランプ氏の大統領としての過去の業績の一部を称賛し、「信じられないほど」成長促進的な政策を推進したと評価した。

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