世界のEV販売、2月は前年比3%増 春節で低調=調査会社

Nick Carey

[ロンドン 13日 ロイター] - 調査会社ロー・モーションが13日発表したデータによると、世界の完全電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売台数は2月に前年同月比3%増の80万台となった。主に中国の春節(旧正月)の影響で全体としては低調な伸びにとどまった。

地域別では欧州が12%増加、米国・カナダは31%増えたが、中国は12%減少した。

ロー・モーションのデータ責任者、チャールズ・レスター氏は、2月の販売が「低い伸びにとどまった理由は、電気自動車(EV)にとって中国が依然として圧倒的に大きな市場であるためだ」と述べた。

EVの需要は過去数年間で大きく拡大したが、ここ数カ月は消費者がより手頃なモデルの発売を待っているため、需要は冷え込んでいる。

レスター氏によると、中国での販売は年初来では34%増えている。ロー・モーションは今年の世界全体でのEV販売台数を25─30%増と予想している。

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