今春の花見は「安近短」? 物価高が影響57%、予算は微減

東京都台東区の上野公園で、桜を楽しむ花見客=2018年3月

 調査会社インテージ(東京)が13日発表した今春の花見に関する調査で、花見を予定する人の平均予算額は6872円となり、昨年に比べ0.9%減少した。物価高と円安が予算に影響するとの答えは57.8%に上り、出費や遠出を控える「安近短」の傾向があると分析した。物価上昇に伴う節約志向は春のイベントにも及んでいる。

 同社担当者は「前年同期より物価が上がっているのに、予算がほぼ横ばいなのは実質的な引き締めと言える」と指摘した。

 調査は2月15~19日に全国の15~79歳の2500人にインターネットで行った。花見を予定するのは昨年から3.2ポイント増の34.5%だった。

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