日本に【ホームステイ】に来た留学生「これは無理!!」→ 積極的な彼女の"唯一NG"だったこととは!?

祖母の家にホームステイの女の子が来たときのことです。なんでも意欲的に取り組む彼女には、1つだけかわいいNGがありました。それはなんだったのか祖母から話を聞きました。

ftnews.jp

ホームステイ留学生

祖母の家には、昔からときどきホームステイの留学生が滞在する機会があります。しばらくホームステイに人が来ることはなかったのですが、久しぶりにホームステイ留学生が来ることに。

今回祖母の家に滞在することになったのは、マリア(仮名)。アメリカのある地域から来た高校1年生の女の子です。

マリアはホームステイの期間中、祖母の家から近くの高校へ通い、日本の文化を学ぶことになりました。

積極的なマリア

マリアは高校1年生という年齢でしたが、愛嬌がありなにごとにも積極的で、とてもうまく日本での生活を送っていました。

あるときは畑作業を手伝ってみたり、あるときは着物体験をして街を歩いてみたり、日本の衣食住を積極的に習得していきます。

私は当時20歳前後だったのですが、マリアの積極性には国を越えて、見習うべきポイントがいくつもありました。

祖母の家でお昼ご飯

マリアが祖母の家に来てからしばらく経った週末、学校もお休みの日にみんなでお昼ご飯を作ることになりました。マリアはいつも通り、「お手伝いします!」と積極的な姿勢です。

せっかくなので……と日本食を準備することになり、マリアにはお魚を焼いたり煮物をお皿に盛ったりというお手伝いをしてもらいました。

マリアの手が空いたころ、祖母がおにぎりを握る準備をしていました。マリアはこれにも積極的で、「おばあちゃん、私にもおにぎりを教えて!」と意欲を示します。マリアの積極性を大切にしようと、マリアにもおにぎりを握ってもらうことになりました。

祖母はマリアに「素手で握るけどいい?」と確認し、マリアからも「OK!」と許可をもらいました。そしてしっかりと手を洗い、マリアの手に塩を振り、お米を乗せると、なんとマリアは手に乗せたお米を思いっきり投げてしまいました!

マリアに話を聞くと「こんなに熱々のお米持てないよ! 握るなんて無理よ!」と。素手で炊き立てのお米を持つ体験が初めてだったようで、かなり驚いたようです。確かに、炊き立てのお米って熱いですよね。お寿司は広く知られるようになりましたが、手を冷やしながらとはいえ、熱いうちにおにぎりを握るという日本ならではの文化に、驚いた様子でした。

さまざまなことに積極的なマリアですが、日本の熱々のおにぎりだけはNGだったみたいです。その後、近年はラップで握ることも広まっていると伝え、ラップを使ってもらうようにしたところ、楽しくおにぎりが握れたそうですよ。

※素手でおにぎりを握る際は、手を十分に洗い、すぐに食べるようにしてください。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A

© 株式会社ファッションニュース通信社