政倫審:参院は世耕氏、橋本氏ら、衆院は下村氏

 衆議院政治倫理審査会が開かれる運びになった。総理総裁だった安倍派の故安倍晋三氏が総裁当時、安倍派政治資金パーティーの裏金問題で「裏金」をやめることを一旦決めたにも関わらず復活したのはなぜかを解明するうえでキーパーソンとされる安倍派事務総長経験者の下村博文元文部科学大臣が政倫審会長に12日、政倫審出席の「申し出書」を提出したことによる。

 一方、参議院政治倫理審査会についても自民、立憲の参院国対委員長会談があり、14日に開催することで合意した。

 政倫審には参院議員では裏金額ナンバー3の世耕弘成前参院幹事長(1542万円)、ナンバー2の橋本聖子元五輪担当大臣(2057万円)、12番目の西田昌司参院議員(411万円)が出席するとしている。

 橋本議員は「国民の皆様に政治不信を招いてしまった。その責任は大変大きなものと思っている。反省も含め説明責任を果たさせていただきたい」とコメントした。

 一方で、ナンバー1の山谷えり子元国家公安委員長(2403万円)はじめナンバー4の宮本周司元財務大臣政務官(1482万円)ナンバー5の堀井巌元外務副大臣(876万円)ら額の大きい上位議員がなぜ出席しないのか。政倫審で説明責任を果たすべきとの声も出ている。対応が注視される。(編集担当:森高龍二)

衆議院政治倫理審査会が開かれる運びになった

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