小型消防車が「車検切れ状態」で約2か月半パトロールなど23キロ走行 ディーラーから通知がなく期日を失念

島根県奥出雲町は13日、町が管理する小型消防車1台が、約2か月半にわたり車検切れ状態だったと明らかにしました。

この車は、消防団に配備されていた軽自動車タイプの消防用小型ポンプ積載車です。

3月4日、町に国交省から車検切れの通知はがきが届き確認したところ、2023年12月21日で車検の有効期間が切れていたことが分かりました。

車検切れで走っていたのは、6回、計23キロで、全て啓発やパトロール活動でした。

町では、速やかに車検を実施すると共に、町の全ての公用車について確認し、ほかに車検切れの車はなかったとしています。

通常は、車検期日の1か月余り前に、町から配備先の消防団に向けて車検手続きを取るよう通知するということです。

しかし、この車は2021年の購入後初めての車検で、ディーラーから連絡はがきが来なかったため、町の担当者が車検期日を失念してしまったということです。

町は今後、各消防団に対し、車検対象の車両を2か月前と前月の2回通知することや、車検終了後に車検証の写しを町に提出させるなどで再発防止を図るとしています。

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