結婚式の費用と頂くご祝儀の相場
カネとホンネ調査研究所が都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住する20歳~39歳の既婚男女412人に行ったアンケートによると、結婚式にかかる費用の平均は300万2000円、ゲストから頂くご祝儀の平均は122万1000円でした。
結婚式費用のおよそ4割はご祝儀で賄えることになりますが、残り6割は自分たちで用意する必要があります。
親が結婚資金の援助をしている割合は全体のおよそ7割におよびますが、結婚式をするためにはまとまった資金が必要といえるでしょう。
結婚式に何人招待したら黒字になるの?
平均費用であるおよそ300万円で結婚式を行った場合、全員からご祝儀を3万円頂いたとすると、100人以上招待すれば黒字になるでしょう。また、親戚からはご祝儀を多くもらえる傾向にあるため、親戚が多い場合は100人よりも少ない人数で黒字になる可能性があります。
しかし、ご祝儀はあくまでお祝いの気持ちとしていただくものです。結果的に黒字になることはあるかもしれませんが、黒字にすることを考えてゲストを招待することは控えましょう。
せっかくの結婚式、お祝いに駆け付けてくれたゲストを気持ちよくおもてなししたいものです。ご祝儀はあくまでお祝いの気持ちであるため、ご祝儀をあてにして結婚式をすることがないようにしましょう。
結婚式の費用を節約するためにできること
招待者を増やすだけでなく、費用そのものを抑えることで、黒字にできる可能性があります。ここでは、結婚式にかかる費用の節約のためにできることをみていきます。
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・人気の日取りを避ける
・不要な演出やアイテムはカットする
・アイテムは手作りやフリマアプリなどを活用する
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一生に一度と思うと、ランクアップやいろいろなオプションを付けたくなるかもしれません。しかし、ランクアップやオプションの追加を行うと、費用がかかるため注意が必要です。
例えば、お料理をワンランク上にして一人5000円アップすると、招待客60人分の場合はプラス30万円と大きな金額になります。もともとのプランに含まれているものをよく確認したうえで、追加オプションなどを付けるようにしましょう。
ただし、費用を抑えるために節約を意識しすぎると、終わった後に「食事が物足りなかった」「装飾が少なくて会場がさみしい雰囲気だった」などと後悔することになりかねません。
黒字にすることだけを考えるのではなく、後悔のない結婚式にできるようプランを選択しましょう。
300万円の結婚式であれば100人以上招待すると黒字になる可能性がある
頂いたご祝儀の範囲内で結婚式を行えば、自己負担なしで結婚式をできますし、招待客が増えるほどに黒字になることがあるかもしれません。
しかし、ご祝儀をいくらもらえるかは当日まで分からず、お祝いの気持ちでいただくご祝儀をあてにするのはあまり好ましくないでしょう。ある程度の資金をあらかじめ用意しておくことで、気持ちよくゲストをおもてなしできるようにしましょう。
出典
カネとホンネ調査研究所 結婚式にかかる費用についてのアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー