【早出し】世界王者の華麗な技に「目が回る」 長井でけん玉「スパイク杯」

けん玉の世界王者・ゆーだまさん(右)がアクロバチックな技を披露した「スパイク杯」=長井市・長井小

 けん玉の愛好家が腕前を競うイベント「スパイク杯」が9日、長井市の長井小体育館で開かれた。市内外の3歳から70代までの57人が熱戦を繰り広げ、世代を超えて交流を深めた。

 技の難易度ごとに4クラスに分かれ、くじで選んだ技に挑むトーナメント戦を実施。最高難度のエキスパートクラスでは「竹馬とんぼ返り1回転逆落とし」「5ジャグ大皿けん」などの妙技が決まるたびに、会場から拍手が沸き起こった。

 けん玉の世界王者、ゆーだまさん(24)=東京都=もゲストで登場し、アクロバチックな技で観客を魅了した。昨年広島県で開かれた、けん玉ワールドカップの3歳の部で優勝した天童市の土屋健吾ちゃん(3)は、小学生相手に健闘。世界王者の華麗な技に「面白すぎて目が回っちゃった」とはにかんだ。

 首都圏などから約120人が来場した。市内の施設「けん玉ひろばスパイク」の管理人で、市地域おこし協力隊のシェルビー・リー・ブラウンさん(30)とニック・ギャラガーさん(23)=いずれも米国出身=が企画し、2回目。

© 株式会社山形新聞社