不登校の中学生が増える中 進学先の選択肢に 岡山御津高校が通学の心理的負担を減らす「フレックス制」導入へ【岡山】

岡山県内で不登校の中学生が増えている中、進学先の選択肢にと、岡山市北区金川の岡山御津高校に通学への心理的な負担を減らす新たな仕組みが導入されることになりました。

岡山県教育委員会がきのう(12日)発表したものです。岡山県内の中学校の不登校者数は2020年度は1667人でしたが、2022年度は2279人と増加傾向にあります。こうした不登校経験者などに対し、高校に通う心理的な負担を減らし卒業しやすくしようと、岡山御津高校に新たな仕組み=フレックス制を導入することを決めました。

具体的には一部の科目の単位を岡山操山高校の通信制課程で修得できるというものです。

通信制で修得できる単位は、1年生の時には全体の7割程度を想定していますが、社会性を養うことも重視しているため、段階的に減らし、対面での授業を増やすことにしています。フレックス制の入学試験は来年度(2025年度)から行われる予定です。

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