13日、福島県大熊町の義務教育学校では、震災後初めて町内で卒業式が行われました。
大熊町の義務教育学校「学び舎ゆめの森」で行われた卒業式には約70人が参加し、中学3年生にあたる9年生の生徒2人が卒業を迎えました。
大熊町の小中学校は、原発事故によって一時、避難先の会津若松市に移転しましたが、去年4月、認定こども園と小中学校が一体となった「学び舎ゆめの森」が町内で再開しました。
震災後、町内で初めてとなった卒業式では、卒業生の石井埜乃佳さんが「先生方がいたからここまで頑張れました」と答辞を述べました。
大熊町の人口は震災前、約1万1500人でしたが、現在町内に住むのは、当時の1割の約1100人となっています。