米軍オスプレイ、14日にも飛行再開 沖縄防衛局、きょう宜野湾市など沖縄県側に説明

(資料写真)普天間飛行場所属MV22Bオスプレイ

 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に配備されている輸送機オスプレイが、早ければ14日にも飛行を再開することが分かった。沖縄防衛局の伊藤晋哉局長は13日夕、宜野湾市の松川正則市長に再開の日程などを説明する方針。防衛局は県にも説明を行う予定。複数の関係者が明らかにした。

 米軍は昨年11月29日に鹿児島県・屋久島沖で起きた8人死亡の墜落事故を受け、全世界でオスプレイの飛行を止めていた。

 事故から約3カ月半が経過した今月8日、米軍と防衛省は飛行停止措置の解除を発表。墜落事故が「特定の部品の不具合」により生じたと説明した。米側が示した、異常探知システムによる予防点検や整備の頻度増加などの対策により、防衛省は「安全に運用を再開できる」と判断している。

 これを受けて沖縄防衛局は11日以降、県や宜野湾市、嘉手納町など関係自治体に事故原因や飛行再開に向けた米軍の方針を伝達。実機の運用に向けて、パイロットや乗組員の操作や任務遂行の熟練度を3段階に分けて高めるプログラムを組んでいると説明していた。
 飛行再開の時期について防衛局は11日、県に対して「第1~3段階の措置が終了した後、1機目が飛行する」としていた。

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