スペースワン、カイロスロケット打ち上げ失敗 詳細は調査中

Noriyuki Hirata

[東京 13日 ロイター] - 宇宙スタートアップのスペースワン(東京・港区)は13日、カイロスロケット初号機について、打ち上げ直後に飛行中断措置を行ったと発表した。記者会見した豊田正和社長は「原因については調査中。この結果を前向きに捉えて次の挑戦に臨みたい」と述べた。

国内の民間業者として実用衛星を搭載した商用ロケットの初となる打ち上げは失敗した。カイロス初号機は9日に打ち上げを予定していたが、13日に延期していた。

株式市場では、出資するキヤノン電子の株価が一時12%超安と急落。スペースワンにはIHIエアロスペース(東京・江東)や清水建設、日本政策投資銀行なども出資している。

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