バイデン米大統領、トラック労組と面会で支持働きかけ

David Shepardson

[ワシントン 12日 ロイター] - バイデン米大統領は12日、全米トラック運転手組合(通称チームスターズ)の執行部と面会した。11月の米大統領選で共和党の対立候補となる可能性が高いトランプ前大統領も6週間前に面会しており、いずれも選挙に向けて支持を獲得する狙いがある。

チームスターズのショーン・オブライエン会長はワシントンの本部でバイデン氏と面会した後、記者団に対し、執行部と組合員は同氏に質問する機会があり、労組結成を容易にする法案など多くの問題について話し合ったと説明した。

「自分は一貫して親労組の大統領である」というのがバイデン氏のメッセージだったという。

オブライエン氏は、今後数週間中に組合内で数多くの投票を行う計画で、どの候補を支持するかについて決定を下すのは7、8月の共和、民主両党の全国党大会後になる可能性が高いと述べた。

チームスターズの組合員は約130万人。バイデン、トランプ両氏は激戦州で労組票の獲得に力を入れている。

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