首相「トップ会談が重要」 北朝鮮の拉致問題、参院予算委

参院予算委で答弁する岸田首相(左)=13日午後

 岸田文雄首相は13日の参院予算委員会で、北朝鮮による日本人拉致問題に関し「北朝鮮のトップとの会談が重要だ」と述べ、金正恩朝鮮労働党総書記との会談実現に向け直轄のハイレベルでの協議を進める考えを示した。被害者家族の高齢化に言及した上で「時間的制約があり、ひとときもゆるがせにできない人道問題だ」と強調した。

 立憲民主党は、露出の多い衣装の女性ダンサーを招いた自民和歌山県連主催会合を取り上げる。塩村文夏氏は参加者やダンサーとの接触、会合費用の出どころなどの詳細について、首相に説明を求める。

 予算委は外交・安全保障などをテーマに、2024年度予算案に関する集中審議を実施した。

首相官邸に入る岸田首相=13日午前

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