メジャーリーグにまた一人若きスターが登場しそうだ。日本時間３月13日のオープン戦でダイヤモンドバックスのエース右腕ザック・ギャレンから先制２ランを放ったパドレスの20歳、ジャクソン・メリルについて、マイク・シルト監督は「彼は韓国に行く」と明言。スタメン出場の有無には言及しなかったものの、日本時間３月20日から韓国で行われるドジャースとの開幕シリーズに連れていくことを明らかにした。
2021年のドラフト１巡目（全体27位）でパドレスに加入したメリルは、マイナー３シーズンで打率.295、21本塁打、31盗塁、OPS.802の好成績をマーク。今年のオープン戦では打率.343、２本塁打、OPS.995とアピールを続けていた。パドレスは昨シーズンまでセンターのレギュラーを務めていたトレント・グリシャムをオフにトレードで放出しており、今年のオープン戦ではショートを本職とするメリルをマイナー時代１度も経験のないセンターに抜擢していたが、見事期待に応える形となった。
パドレスは20歳以下の選手がセンターでの開幕スタメンを勝ち取ったことが過去１度もなく、メリルがセンターでスタメン起用となればチーム史上初の快挙。また、メジャー全チームに対象を広げても達成者は過去50年でアンドリュー・ジョーンズとケン・グリフィーJr.の２人のみとなっており、偉大な選手とともに名前を連ねることとなる。先に同じ20歳でデビューしたチームのスター選手、フェルナンド・タティスJr.に続くことができるか、新スター候補生の活躍に注目だ。
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