エレベーター新設、誰でも利用しやすく 紫波中央駅

新設されたエレベーターに試乗する小野寺萌恵さん

 岩手県紫波町のJR紫波中央駅のエレベーター完成式典は9日に同駅で行われ、地元住民や関係者らがバリアフリー化に向けた利便性向上を喜んだ。

 熊谷泉町長ら関係者約30人が出席。JR盛岡支社の久保公人支社長は「オガール紫波の建設により、多くの人が利用するようになった。皆さんに愛されるような駅を目指していきたい」とあいさつした。

 11人乗りのエレベーターが2基新設され、渡線橋とホームへの昇降が便利になった。試乗したパラアスリートの小野寺萌恵(もえ)さん(20)=紫波町=は「今まで移動が不便だったが、環境が良くなったので駅を利用する頻度が増えそう」と声を弾ませた。

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