斎藤佑樹 “キャスター転身”の先に見据える故郷・群馬で「知事選出馬」の野望

元日本ハム投手の斎藤佑樹(35)が3月25日からリニューアルされる『news every.』(日本テレビ系)のキャスターに初めて起用されると発表された。平日のうち、月曜日、火曜日に斎藤が出演。水曜日、木曜日は女優・桐谷美玲(34)が同じくキャスターとして出演する。日本テレビ関係者は、起用の舞台裏をこう明かす。

「3歳男児の母でもある桐谷さんは“主婦”目線を引き続き期待しています。斎藤さんは主婦層がメインの夕方の報道番組の視聴者層に合致するために起用されました。彼のファンには“ハンカチ王子”時代から熱心に応援していた主婦の方々が多いですから。大谷ブームが今後も続くことを考えると、局としても大谷選手について語れる元野球選手のキャスターは好都合です。本人も二つ返事で受けたといい、事前に系列のアナウンス学校に通って原稿読み、イントネーション矯正をしている最中です」

斎藤は06年に早稲田実業高のエース投手として甲子園に出場した。

「高校球児時代は甲子園で田中将大投手(現・楽天)と投げ合うなど伝説のピッチャーとして国民的な人気となり、日本ハム入団1年目の沖縄・名護キャンプには情報番組、ワイドショーがこぞって現地から生中継するなど社会現象と化しました。ところがプロでは特筆すべき成績を残せずに21年で引退。以降は個人事務所を設立して写真家などもおこなっていましたが、後に『熱闘甲子園』に出演するなど、徐々にメディアの仕事にも戻っていました」(芸能プロダクション関係者)

もともと、斉藤をメディアに積極的に起用していたのはテレビ朝日だった。

「かつて『報道ステーション』のスポーツキャスターとしてレギュラー起用する案もありましたが、本人の“報道キャスター”志向が強く断念していました。今回の日本テレビの起用に驚き半分、期待半分という目で見ています」(テレビ朝日関係者)

『news every.』内では毎月「大逆転家族!」と題した企画取材に赴き、様々な人たちと触れ合う予定だという。腕を磨いた一眼レフカメラでの撮影も同時並行して行われるというが、彼のさらなる目標はキャスターにとどまらないという。

「斎藤さんは将来的に出身地でもある群馬県知事出馬を視野に入れているようです。早大の卒論テーマは《スポーツの地方興行と観客動員の地域の中での経済効果について》で、地方でのスポーツ興行の盛り上がりなどを研究していました。過疎化が進んでいる地元の現状をかねがね危惧しており、キャスターとして知見を広めた後、いつか故郷に錦を飾る算段のようです」(スポーツ紙記者)

実は22年3月、斎藤は山本一太群馬県知事(66)を表敬訪問し、スポーツによる地域振興などをテーマに意見交換したことがある。

「斎藤さんは自ら代表を務める『株式会社斎藤佑樹』を山本知事に説明。『コンセプトは未来の野球づくり。群馬で子供たちに野球の場を提供していけたら』などと抱負を語ると、山本知事も『知事としてこんなに心強いことはない。力を合わせて群馬のために連携していきたい』と応じていました」(全国紙記者)

前出のスポーツ紙記者は続ける。

「山本知事は現在2期目で次の県知事選は3年後。昨年の知事選では圧勝だった山本知事にとって、斎藤さんは将来的に“最大のライバル”となるかもしれません」

プロ野球界から離れ、自らの人生設計を実現していく斎藤。まずはどんなキャスター業を見せてくれるのだろうか。

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