次世代農業の担い手に 県立農業大学校 82人が卒業

次世代農業の担い手に 県立農業大学校 82人が卒業

 次世代の千葉の農業の担い手を育成する東金市の県立農業大学校で3月13日卒業式が開かれ、82人の学生たちが学び舎を後にしました。

 卒業を迎えたのは、農業の実践的な技術を習得した農学科や、専門知識を身につけた研究科、それに、新しく就農を目指す農業研修科の学生82人です。

 会場の体育館には学生たちが栽培した花々が並べられ、山田真司校長から卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡されると、スーツや晴れ着姿の卒業生たちが少し緊張した面持ちで受け取っていました。

 そして、山田校長が祝いの言葉を述べたのに対し、卒業生代表の研究科、中村僚一さんは「農業という同じ志を持った仲間と過ごしたからこそ自分の世界が広がった。それぞれの道でも、力強く歩んでいく」と答えました。

 学校によりますと、卒業生たちは4月から実際に農家で働いたり、農機メーカーなどへ就職したりするほか、農学科を卒業する4人に1人はさらに専門知識を学ぶため研究科に進学するということです。

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