大川美術館 パリをテーマに、憧れて渡欧した画家らの作品を紹介 15~21日

展示する「『ton paris』よりサン・フェルディナン広場」1930~33年(大川美術館蔵)

 15日から移動大川美術館展(桐生)第34回移動大川美術館展「パリの街角―童画家・茂田井武 ton parisを中心に―」(同美術館、桐生市スポーツ文化事業団主催)が15~21日、同市の美喜仁桐生文化会館(市民文化会館)で開かれる。

 パリをテーマに大川美術館(同市)のコレクションから、茂田井の絵日記のような画帳「ton paris(トンパリ)」をはじめ、パリに憧れ渡欧した画家らの作品を紹介する。

 画帳「ton paris」は、同美術館の創始者、故大川栄二さんが「限りなく淡く美しい色調で、素朴な愛を漂わすパリの生活点描が繰り広げられている」と購入した作品。この他、藤島武二「ドームの見える風景」、田村孝之助「冬のサンミッシェル」など計約70点を展示する。

 16日午前11時からと17日午後2時から、同館学芸員による作品解説が行われる。

 午前10時~午後3時。19日は休館。観覧料300円。問い合わせは同美術館(☎0277-46-3300)へ。

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