<卓球>中国に衝撃の「番狂わせ」、男子シングルス優勝候補2選手が共に2回戦敗退

卓球のシンガポールスマッシュ2024男子シングルスで世界ランキング1位の中国の樊振東に続き、同3位の馬龍も敗退し、中国に衝撃が広がっている。写真は馬龍。

卓球のシンガポールスマッシュ2024男子シングルスで世界ランキング1位の中国の樊振東(ファン・ジェンドン)に続き、同3位の馬龍(マー・ロン)も敗退し、中国に衝撃が広がっている。

12日に行われた男子シングルスの試合で、樊振東は同じ中国の18歳・林詩棟(リン・シードン。同18位)と対戦し、1-3(6-11/2-11/11-9/6-11)で敗れた。また、同日には馬龍もドイツのフランツェスカ(同25位)に2-3(11-6/9-11/11-4/10-12/5-11)で敗れ、共にまさかの2回戦敗退となった。

中国のSNS・微博(ウェイボー)では「中国卓球に番狂わせ」がトレンド入り。中国メディアの広州日報は「第1シードの樊振東がベスト16進出を逃したのに続き、大満貫(グランドスラム)達成者の馬龍も勝ち上がれなかった」と驚きを持って伝えた。中国メディアの環球時報は大会前の展望で、両選手を優勝候補に挙げていた。

中国のネットユーザーからは「ベテラン選手がみんな敗退。世代交代の時期なのか?」との声や一部選手への批判も出ていたが、「馬龍はもう相当長い間高いレベルを保っている」「いつまでも番狂わせと言うべきじゃない。スポーツに絶対はない」「負けを冷静に受け止めよう。アスリートは神ではない」「卓球界の発展にとっては良いこと」とのコメントも書き込まれている。

前の山で残っている中国選手は林詩棟と梁靖崑(リアン・ジンクン。同5位)の2選手のみ。後の山では同2位の王楚欽(ワン・チューチン)が勝ち上がっている。日本勢では吉村真晴(同60位)が13日にベスト16進出をかけてドイツのチウ・ダン(同10位)と対戦する。先にベスト16に進出した張本智和(同9位)は14日の次戦で梁靖崑と対戦する。(翻訳・編集/北田)

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