タイムリミットは6月30日…ユベントスは旧経営陣が残したヴラホビッチの“昇給確定契約”を修正できるか

今季リーグ戦15得点のヴラホビッチ[写真:Getty Images]

ユベントスがセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチ(24)を巡り、あるタイムリミットが刻一刻と近づいている。

2022年1月に4年半契約で加入のヴラホビッチ。今シーズンはセリエAの年明け初戦から出場10試合10得点と快調にネットを揺らし、計15得点で得点ランキング2位につけている。

その契約に目を向けると、ユベントスは色々と負の遺産を残した旧経営陣が、ヴラホビッチの年俸を2024-25シーズンから引き上げる条項を盛り込んでいたことが知られる。

以前『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じたところによると、セルビア人エースは来季から年俸1200万ユーロ(約19億3000万円)に跳ね上がるとのこと。経営にゆとりのないユベントスは、6月30日までにこの契約を修正できなければ、さらに財政が逼迫することとなるのだ。

『カルチョメルカート』は、ヴラホビッチがチーム最大の得点源であることを考慮しても「この額は大きすぎ」とキッパリ。ユベントスの現経営陣はこれをなんとかしようと代理人と交渉中だが、現段階では終わりが見えていないとレポートされている。

それでも、ヴラホビッチ側とユベントスは基本的に相思相愛。「ボーナス増額で基本給与総額を抑える」「契約期間延長で減価償却を抑える」という2点に重点を置いた話し合いがなされているとのことだ。

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