長期入院中の子どもに水族館からネット中継! 約70人が楽しむ 香川・宇多津町

入院中の子どもたちにも水族館を楽しんでもらおうと、大学生が香川県宇多津町の四国水族館からインターネット中継を行いました。

(記者リポート)
「今、大学生たちがカメラ付きのタブレット端末で、水槽の様子を、病室のこどもたちに、臨場感たっぷりに生中継しています」

長期入院をしている子どもやその家族を支援しようと、四国水族館とNPO法人未来ISSEY、そして香川大学などが企画したものです。

タブレット端末に写っている猫のキャラクターは、入院先の病室で中継を見ている子どものアバターです。学生は猫の姿をした子どもたちに優しく語りかけ、それを見ている子どもたちの反応も聞こえてきます。

水族館の映像は香川県三木町の香川大学医学部付属病院や善通寺市の四国こどもとおとなの医療センターなど、3つの医療機関に生中継されました。長期入院をする未就学児から中学生まで、約70人が楽しんだということです。

(生中継を担当 香川大学医学部/田中亜実さん)
「遠隔でも気持ちって通じ合えるんだなっていうのを感じることができたので、楽しい貴重な経験なりました」

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