【MLB】大谷翔平、驚がくの逆方向弾 指揮官「打ち損じが本塁打になる」とパワーにビックリ 「彼はスター、かなり特別」

ドジャース大谷翔平投手が12日(日本時間13日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたジャイアンツとのオープン戦に「2番DH」でスタメン出場。第4打席に2月27日以来、6試合ぶりとなる2号本塁打を放った。

試合は6-4でドジャースが勝利。米複数メディアが伝えている。

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■ロバーツ監督「とても印象的」

大谷は初回の第1打席で右前打を放つと、3回の第2打席も二塁手の横を抜ける右前打をマークした。第3打席は空振り三振に倒れたが、6回2死一塁で迎えた第4打席ではカウント2-2から4番手右腕ランデン・ループ投手の速球を捉え、左翼スタンドに運んだ。

オープン戦1号に続き、詰まったかに見えた打球がまたもスタンドイン。このパワーについて、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「オオタニはスターだ。彼がやること、それはとても印象的。パワーも素晴らしい。彼はかなり特別だ」と改めて称賛。「彼は誤差の許容範囲がとても大きく、打ち損じさえも逆方向の本塁打になる」とし、ミスショットもミスにならないと評した。

ドジャース公式X(旧ツイッター)も「これがショウヘイのパワー」とつづり、本塁打の映像とともに投稿し、多くのファンに衝撃の一打を届けた。また、1、2打席目に右前安打を許したブレイン・エンロウ投手は「オオタニに対しては慎重にならなければならないと分かっていたが……」と悔しさを露にした。

■敵将「私だってオオタニを見たい」

過去2年パドレスで指揮を執り、ナ・リーグ西地区でドジャースと覇を競ってきたジャイアンツのボブ・メルビン新監督は「ドジャース打線がどういうものか分かっている。あとはオオタニを2番のままで行くのか、フレディ・フリーマン内野手を2番にするかだけだろう。1番のムーキー・ベッツ内野手を含めて上位3人は本当に素晴らしいが、彼らを打ち取れば安心できるかと言えば、そうではない。彼らの後にはウィル・スミス捕手がいるし、多くの注意すべき選手いる」と警戒感を強めた。

試合前、ジャイアンツの選手たちがグラウンドに踏み入れた時、ファンの視線はウォームアップを行う大谷に集中していた。ファンがジャイアンツに目もくれず、大谷に夢中になっている姿に気づいたかと尋ねられた同監督は「私だってそうするよ。彼はかなり良いからね」と笑った。

驚異の逆方向弾で度肝を抜き、敵将も魅了する大谷。文字通り、唯一無二の存在となっている。

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文●SPREAD編集部

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