維新・藤田幹事長 自民〝セクシー懇親会〟出席の国会議員に 「いただけで辞職は重すぎる」も「悪ノリしてたら…」

日本維新の会の藤田文武幹事長(43)が13日、国会内での定例会見で、自民党青年局の近畿ブロック会合後の懇親会で、露出が多い女性ダンサーの過激なショーが行われた問題について「時代錯誤もはなはだしいし、(自民)和歌山の人たちが提供したら喜んでもらえるとやったのかもしれませんが、この感覚自体がまったく時代について来られていない」と批判した。

藤田氏は「私なんかも招待され、来賓で行くというのはある。出席する会の内容や、オペレーションまでチェックすることが少ない。実際、そういう現場に当たってしまうことは可能性としてある」としながらも「その時に勇気を持って『これは不適切だから控えよう』と言えるか言えないかも政治家のひとつの力量」と指摘した。

2023年11月に自民和歌山県連が主催し、和歌山市内のホテルで会合後に行われた懇親会には、藤原崇(40)と中曽根康隆(42)両衆院議員が出席。2人は青年局の局長、局長代理の役職を辞任した。「どれだけ事前に知ってたかわからないし、その場のふるまいもわかりませんが、感覚こそ変えていかないといけない悪い部分」としたが「責任のとり方としては良いこと」だとした。

主催した自民和歌山県連は、懇親会公費は使われていないことを強調しているが「経理上、あとで何とでも言えますからね。実際払い出したけども、めちゃくちゃ叩かれたから、みんなポケットで出すことにしたとか」と疑問視する。

藤田氏は「政党の公式なしつらえの下で、不適切なしつらえが行われて進んでいったということに尽きる。公式行事なんじゃないんですか?私費でプライベートで行けばいい」と苦言を呈した。

藤原氏、中曽根氏に議員辞職を求める声に関しては「実態による。不適切な光景が目の前にあって、そこにいただけで議員辞職しろというのは、事の軽重としては重すぎる。それを把握していたり、主導していたり、一緒になって悪ノリして、不適切なことが本人も関与しているんだったら、これまた違う」と余地を残した。

藤田氏は「映像が残ってて、出回っていると聞いている。あんまりうそがつけない話。本当のことをおっしゃられて、事の軽量を決めるということがよろしいのではないか」と迫った。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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