世界最高峰のオーケストラの一つ「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」の公演が11月10日、福井県立音楽堂(福井市今市町)で開かれる。福井県と福井県文化振興事業団の北陸新幹線県内開業記念事業の一環で、同楽団の県内公演は県立音楽堂が開館した1997年以来27年ぶり。チケットは7月6日から販売される。
午後3時開演で、2020年の同楽団のニューイヤーコンサートでタクトを振ったアンドリス・ネルソンス氏(ラトビア出身)が指揮を務める。ショスタコーヴィチの「交響曲第9番」と、ドボルザークの「交響曲第7番」を演奏する。
県文化課の担当者は「地方公演はめったにない。世界トップレベルの音楽に触れてほしい」としている。県内小中高校生を対象に事前申し込み制で開演前のリハーサルを無料公開する。
チケット料金は2万7千円~4万7千円。電話などで受け付ける。
新幹線開業記念事業は「ウィーン・イヤー291(ふくい)」と銘打ち、年間を通じ、さまざまなイベントを展開する。5月30日にウィーン少年合唱団の公演、6月28日にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のバイオリン奏者ヤメン・サーディ氏のリサイタルなどを予定している。いずれも問い合わせは、ハーモニーホールふくいチケットセンター=電話0776-38-8282。
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