政府はお金の使い道もっと考えて…!「日本も精査してもっと予算をうまく使わないかねえ」

3月13日の大竹まことゴールデンラジオは大竹が政府の税金の使い方についてコメントした。

北陸応援割に94億円。クールジャパンに1000億円。 東京都庁舎をスクリーンに映像を流すプロジェクションマッピングに18億円。税金の使い道は様々だが、使い方をもっと考えて欲しいと大竹が語った。

大竹「ちょっと前に国がクールジャパンっていうのをやったわけだ。日本の文化を海外に広めましょう。なんていうのがあって、これに1000億円以上国が予算を出してたね」

砂山アナ「政府が1156億円。民間24社が107億円を支出しています」

大竹「これは日本の文化を海外に広めようということでやったんだけど、これだけの大きな予算組んだんだけど、どうやらあんまりうまくいかなかったと」

砂山アナ「朝日新聞の去年10月の記事ですけど、多くの投資が失敗し、2022年度末の累積赤字は356億円に上るとあります」

大竹「赤字なんだ。投資して、それが帰ってきたら企業が拡大して、儲かったらどうのこうのぐらいの感じだったのが、今360億円赤字になってますよって言ったままここのクールジャパンの声はあんまり聞こえてこなくなっちゃったっていうのが現実なんだよね。残りのお金どうするのかなっていうのもあるんだけど、これで何にお金を使ったかって言ったら、記事によるとだよ。どうも吉本が100億円ぐらいクールジャパンのお金をもらって事業を展開しようと」

砂山アナ「吉本とNTTが組んで、教育プラットフォーム、配信をやりましょうっていうことはやったみたいですね」

大竹「よく考えたらこれはどうなった?これは」

砂山アナ「どうなったんでしょうね…」

壇蜜「やってはいるんですか?」

砂山アナ「やってはいると思うんですよね」

大竹「一方で、オスカー賞。オスカーを日本が獲ったよね。『ゴジラ-1.0』と、『君たちはどう生きるか』両方ですけどね。『ゴジラ-1.0』は、どういう賞だったんだっけ?」

砂山アナ「視覚効果賞というやつですよね。いわゆる特殊技術だったり、映像技術に対する賞が贈られた」

大竹「特殊技術、それが良くできてるっていう賞なわけだ。どういうことかというと、アメリカなんかはもう莫大な予算をかけてCGだとか、いろんな特撮技術を駆使して、『アバター』だとか色んな映画作った訳だ。それに比べて日本はあんな少ないお金で、よく視覚の映像の分野を取りましたみたいな報道があって、こんな少ない予算で!みたいな。よくやったぞすごいぞ!みたいな。映像はすごい評価を与えられるべきもので、賞に値するものだと私も思ってるんですけど、ただ何百億なんてものすごいハリウッド映画に対抗する日本の映画予算なんかすごい少ないわけじゃん。これは聞いた話だけど、韓国なんかはどうしてるかって言ったら、韓国のエンタメは『パラサイト』とか、それからいろんなものが市場をKPOPも含めて海外で、自国だけで稼がないぞっていうやり方」

壇蜜「そうですね。『イカゲーム』とか」

大竹「そうそう。多分そこに国もちょっとお金出してんじゃないかな。定かではないけど。で、さっきから話してる話はクールジャパンに1000億近く、コロナ関連でもお金が出して、その後、北陸応援割に国が94億って話したじゃん。やっぱり日本のエンタメ業界も、アニメとか漫画文化っていうのは、ヨーロッパにも浸透していて、コミケットなんかもあるけど、あれさ、国がどうしてこうして、ワっと広がったとかじゃないじゃん。民間からじゃん。民間が一生懸命やったかどうか知らないけど、勝手にコミケ文化がヨーロッパの方に広まっていった。今回のオスカー賞もだけど、韓国はそういうところにお金使ってるんだっていうことになってくると、日本も精査して、観光業界には前からずいぶんお金がねコロナの時も含めて落ちてるような気がするんだけど、もっと予算をうまく使わないかねえと」

壇蜜「もっとチューニングを見直すっていう」

大竹「東京都は自分の壁使って、壁にプロジェクションマッピング18億を都が使うわけだ。まあそれも悪いとは私は言わんけど、いろんなお金の使い方があるなあと。いろんなお金の使い方の原子は何かっていうと、税金。私たちがみんなで出してるわけだ。その金を使って、いろんなことをやってくださる。18億でなんとかマッピングもそれはいいんだけど、」

壇蜜「今じゃなきゃいけないんですかねっていうちょっとした疑問はあります」

大竹「そうなってくると行政がどうするのかというのと、議員がそれにどうやって、予算を分捕っていくのかみたいなことは結構真剣に考えないといけないんじゃねえのかなっていう気がするよね」

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