ガードレールに"わざと"車ぶつけ…保険金約160万円だましとる 詐欺の疑いで男2人再逮捕 「類似する請求」相次ぎ保険会社が気づく 北海道

詐欺の疑いで男2人を再逮捕した北海道警北見方面本部交通課

わざと交通事故を起こし自動車保険金をだまし取ったとして、男2人が再逮捕されました。詐欺の疑いで再逮捕されたのは、北海道中標津町の会社役員の52歳の男と、事件当時北海道内に住んでいた鹿児島県鹿屋市の会社員の27歳の男です。2人は共謀して清里町清泉の道道で2022年7月15日午前3時30分ごろ、乗用車で交通事故を偽装し自動車保険金計約160万円をだまし取った疑いがもたれています。警察によりますと、運転していた一方の男が乗用車を道路左側に設置されたガードレールにわざと衝突させ、乗用車のバンパーが落ちるなど大きく破損させたということです。男らは事故が起きたなどと警察へ通報し、警察が物損事故として処理。その後自動車保険の請求をしていました。調べに2人は「自動車保険金をだまし取ったことは間違いない」などと容疑を認めています。2人は同年8月にも斜里町内の路上でトラックを視線誘導柱(積雪の際に道路の境界を示すもの)に衝突させ、保険会社から自動車保険金約20万円をだまし取ったなどとして2024年2月に逮捕されていました。レッカーを呼ぶような車の故障や車が大破する事故など類似する請求が短期間で相次いだことを不審に思った保険会社から警察に相談が寄せられ、事件が発覚しました。警察は2人の動機や余罪を引き続き調べることにしています。

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