10日の東京大の一般選抜前期日程合格発表で、福島県郡山市の安積高は県内最多の5人が現役合格した。難関を突破した生徒は春からの新生活に期待を膨らませ、勉学により一層励む決意を示した。
文科一類に真部結(ゆう)さん、文科三類に加藤結太(ゆうた)さんと橋本煌生(こうせい)さん、理科一類に芳賀拓海さんと村上遼さんが合格した。いずれも郡山市。
このうち4人が喜びを語った。
真部さんは「毎日の積み重ねが実を結んだ」と笑顔を見せる。将来は検察官か警察官を目指し、司法試験に挑戦する予定だ。加藤さんと橋本さん、芳賀さんは大学生活で今後の進路を見極める。「自分の可能性に挑戦し、興味のある分野を見つけたい」と声をそろえる。
5人は部活と勉強を両立してきた。真部さんは陸上部、加藤さんはバドミントン部、橋本さんは合唱部、芳賀さんは弓道部、村上さんは化学部に所属し、県大会などで活躍した。「部活、勉強を一緒に頑張る仲間に刺激を受けた」と振り返る。芳賀さんは「第1志望合格」を願うお守りを先輩から受け継ぎ、苦しいときはお守りを見て乗り越えてきた。
(郡山版)