震災13年、災害への備え学ぶ 福島県西郷村の羽太小 住民も参加、発生時刻に黙とう

防災テントの設営に取り組む児童ら

 福島県西郷村の羽太小は11日、東日本大震災から13年に合わせ、防災教室を開いた。参加者が災害への備えや、災害から身を守る心構えを学んだ。

 全校児童や地域住民らが参加した。同校は今年度から、関西大社会安全学部の近藤誠司教授のゼミと連携し、防災について学びを深めている。防災教室で近藤教授は、「あらかじめ準備をするのが防災。大切な家族の命を守れる人になってほしい」と呼びかけた。

 講話後、子どもたちは学生や地域住民と共に防災テントの設営に取り組んだ。村防災課の石山雄也さんが村の防災体制などを説明した。大倉大河さん(6年)は「災害時は、みんなで助け合うことが重要だと分かった」と話した。

 参加者は地震発生時刻の午後2時46分に合わせて黙とうをささげた。

(県南版)

黙とうをささげる羽太小の児童ら

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