大舞台での親子共演があるかもしれない仲野太賀

NHKは12日、2026年に放送予定の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主演が俳優の仲野太賀に決まったことを発表した。

同作で描かれるのは、戦国時代のど真ん中。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡―。夢と希望の下剋上サクセスストーリー。

主人公は仲野演じる天下人の弟・豊臣秀長(ひでなが)。歴史にif(もしも)はないものの、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントとなっているという。

会見で仲野は「太賀が大河と…シャレになって申し訳ないんですけど」と冗談交じりにあいさつし、「こんなに光栄なことはない」、「こんな日を迎えることができたってのは俳優をやっててよかったなと思います」などと、しみじみと喜びをかみしめていたという。

これを受け、仲野の父で俳優の中野英雄は同日、自身のインスタグラムを更新。この日の製作発表で笑顔の仲野の写真を投稿し、《期待しています》とエールを送り、《楽しみで楽しみでなりません》と早くも放送を待ちきれない様子。《皆様 応援宜しくお願い致します》とつづった。

「13歳で芸能界入りした仲野だが、最初は父の存在を隠したうえで芸名も『太賀』として活動していた。『自分が売れるまでは父親とは共演NG』と周囲に決意を打ち明けていたが、徐々にその活躍が目立つことになった19年6月末から現在の芸名に改めた。表記の由来は本名の『中野』と、『〝仲間〟との出会いが俳優人生の財産である』と実感したことから『仲野』を選択。もしかしたら、自身が主演する大河という大舞台において初の親子共演が実現するかもしれない。話題になるのでNHKもノリ気なのでは」(芸能記者)

若くして名優の雰囲気をまとう仲野だが、幅広い世代に顔と名前を売ることになりそうだ。

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