新ブレーキを実装 スマート自転車「トマールくん」開発中の前橋高生に石坂電器(群馬・伊勢崎市)が協力

 自動ブレーキ機能を搭載したスマート自転車「トマールくん」の開発を進める前橋高生5人が、自動車部品などを手がける石坂電器(伊勢崎市)を訪れ、試作車に新しいブレーキ機構を取り付けた=写真。

 5人は2年の猪熊蓮音さん、大嶋輝希さん、金沢侑一郎さん、湯沢拓哉さんと1年の黒川祥大朗さん。

 トマールくんは、ぐんまプログラミングアワード2023(上毛新聞社主催)で総務大臣賞を獲得。完成度を高めようと県の人材育成事業「始動人Jr.インキュベーション」を通じて民間企業に支援を求め、同社が手を挙げた。

 昨年11月からやりとりを重ね、新システムの実装を進めてきた。同社開発技術課の石坂太智さんと石倉聡さんが取り付けに協力し、テストも行った。

 リーダーの猪熊さんは「支援のおかげで思い描いたものに近づいてきた」と手応えを話した。月内に成果発表会を開く。

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