DeNA、無失点リレー&打線爆発で激勝!三浦監督も「いい攻撃ができた」と笑顔

オープン戦
○ DeNA 13 - 0 ヤクルト ●
<3月13日・横浜>

本拠地・横浜スタジアムにヤクルトを迎えてのオープン戦は、投手陣は完封リレー、打線は13得点と、晴れ渡った空のようにスッキリと快勝した。

投げては先発の石田健大が3イニングをノーヒットピッチング。続く新戦力の佐々木千隼も1イニングを2奪三振と快投。JBウェンデルケンは2安打を浴びたが無失点で切り抜け、昨日先発予定だった大貫晋一も3イニングを無失点。最後は新外国人・ローワン・ウィックが締め、完封リレーを完成させた。

打線は宮﨑敏郎が2本、タイラー・オースティンが1本のホームランと、5本の二塁打と長打力を見せつけ、14安打で13得点と効率のいい攻撃を披露した。

試合後三浦監督は打線に対し「しっかりとみんなが好球必打で積極的に、ほとんど打ち損じもなかったんでね、しっかり捉えることができたと思いました」と満足げ。2打席の予定で最高の結果を残した宮﨑には「しっかりと左右にホームラン打って、いい状態で調整してくれてます」とし、オースティンにも「状態も少しずつ上がってきてますし、ああいう形でね、2番でうまくハマってくれれば、いい攻撃ができるんだなと思います」と攻撃的な2番の効果にも言及した。

また目立たぬところで3回、無死2・3塁から内野ゴロと犠牲フライで2点をもぎ取ったシーンに「しっかり積極的な走塁もそうですし、好判断ですよね。あの打球でホームに還ってくるのもそうですけど、サードへの進塁もできたからからこそ、次の犠牲フライにも繋がりましたしね。いい攻撃ができたと思います」と足を使った攻撃にも手応えを示した。

また先発の石田には「ほんとにテンポよく、ほぼほぼストライク先行でいいカウントを作れたと思います」と高評価。大貫にも「珍しく吠えながら、気持ちも前面に出しながら、あれだけしっかり腕が振れれば。ツーシームもいい高さに決まってましたし、良かったですね」と開幕ローテーション候補の順調な仕上がりにも目を細めた。

本番まであと16日。この日の勢いをそのまま、開幕へ持って行きたいところだ。

取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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