鈴木保奈美、藤原丈一郎、尾上松也が「生ドラ!」第4弾でトリプル主演。年度末のテレビ局で起こるドタバタ劇

鈴木保奈美藤原丈一郎なにわ男子)、尾上松也が、フジテレビで3月27日放送されるスペシャルドラマ「生ドラ!東京は24時-Starting Over-」(深夜0:25、関東ローカル)でトリプル主演を務めることが分かった。

「生ドラ!東京は24時」は、完全ワンカット、生放送で届ける単発ドラマ。2022年3月に初放送されると、「前代未聞すぎる!」「テレビでこのドキドキ感を味わえるとは!」と大きな話題になった。そして、第2・3弾が年末年始特番として2週連続で届けられ、鈴木と藤原がダブル主演を務めた「シンガロング!」は、「第60回ギャラクシー賞奨励賞」を受賞した。

「生ドラ!東京は24時-Starting Over-」は、さまざまな“終わり”を迎えた人々が深夜0時のテレビ局で交錯する、3月27日の夜が舞台。年度末のテレビ局では、深夜24時を過ぎても、多くの人々が走り回っていた。女性コメンテーター・小川すみれ(鈴木)は、深夜の報道番組を“卒業”という形で降板する日、トレードマークの大事なスカーフをなくしてしまい、“卒業”の感慨にふける間もなくテレビ局内を駆け回っていた。一方、コンビ解散を決め、最後のテレビ出演を終えたお笑い芸人・矢崎祐樹(藤原)は、解散をくつがえそうとする相方に追われ、テレビ局からの脱出を図る。音楽番組のプロデューサー・葛谷潤一郎(松也)は、不倫相手と働く職場に、歌手の妻が収録にやって来てしまい右往左往…。追う人、逃げる人、挟まれる人。さまざまなピンチに陥る人々それぞれのストーリーが展開する。

鈴木が演じるすみれは、女性の労働環境改善と子育て支援のNPOを主宰する傍ら、ニュース番組のコメンテーターを務めるなど、タレントとしても活動。私生活では女手一つで一人娘を育てたエネルギーあふれる女性だ。啓発活動の一環としてテレビコメンテーターをしているが、「正義を貫きたい」という本心と、「波風立てないように振る舞わなくては」という気持ちとの間で葛藤していた。

そんな中、番組意図に反する政策批判をしてSNSで炎上。年度末で降板することになってしまった。加えて、お先真っ暗のすみれに追い打ちをかける出来事が。トレードマークのスカーフを何者かが持ち去ってしまったのだ。再起を願うすみれは、お守りのように大切にしてきたスカーフを取り戻すべく、深夜のテレビ局を駆け回るが、さまざまなハプニングに巻き込まれてしまう。

新作へのオファーを受けて「マジですか。また、やるんですか?」と驚いたという鈴木。「全員が、信じられないくらい大変だと分かっているのに。高い高い山のてっぺんに何があるのか見に行かずにはいられない、そんなアホなわれわれです。そうして山に登る道すがら、転んで膝をすりむいたり足首をくじいたり、空腹に泣けてきたり、仲間割れしたり、そんなこんなも全部お客さまにお見せして、笑っていただこうじゃありませんか。ジョン(・レノン)も言っている、“starting over”って。25時にこの曲が聞こえてきたら、きっとちょっぴり泣けますよ」と、センチメンタルなコメントを寄せる。

なお、鈴木が主演を務める舞台「『逃奔政走-嘘つきは政治家のはじまり?-」では、すみれのその後のストーリーが描かれることも決まった。自身のキャリアで初となるテレビドラマと舞台で同一人物を演じる鈴木にも注目だ。

藤原が扮(ふん)する矢崎は、高校卒業後、アルバイトをしながら漫才コンビ・ウェポンズのツッコミとして活動している。しかし、「相方の足を引っ張っているのでは…」と感じており、売れっ子芸人への登竜門ともいえる賞レースでネタを飛ばす大失敗をしてしまう。「自分は芸人に向いていない」と矢崎は引退を決意し、解散を切り出した。何度も話し合って相方もしぶしぶ承諾し、最後のテレビ出演を終えたはずだったが、収録後、相方から「考え直してほしい」と引き止められてしまう。相方にいつも丸め込まれてきた矢﨑だが、今回ばかりは譲れない。「トイレに行く」と告げて相方から逃げようとするが、あの手この手を使われ逃げ出せない。そんな2人の前に、すみれが現れる。

鈴木とダブル主演を務めた「シンガロング!」に続いて2度目の出演となる藤原が、今回は若手お笑い芸人役に挑戦。関西で鍛え上げられた藤原のツッコミがさく裂するのか!?

藤原は「あの『生ドラ!』が再び!?」と信じられない様子で、「驚き緊張が一気に来ました(笑)。今回は、前回よりも出演者さんが増えて、楽しみもより一層増しています。二度目ということもあり、前回より緊張しないと言いたいところですが、逆に緊張していて…。本番一発勝負! 全員で成功につなげます!」と意欲を見せる。さらに。脚本・演出を担当する冨坂友氏についても触れて「これぞ冨坂さんだなぁ、と感じました。限られた時間で、いくつものストーリーが展開され、これを生放送でやるという試み。各ストーリーの掛け合いに笑えたり、共感できたり、冨坂さんはアイデアの宝庫だなと思いました(笑)。前回は『これ本当に生放送?』というコメントが多々見られたので、今回も楽しみです!」と目を輝かせる。

そして、松也が担う葛谷は、新卒でテレビ局に入社し、アシスタント時代をへてプロデューサーに。ノリのよさと処世術を武器に出世してきた葛谷だが、私生活では人気歌手と結婚し、「誰もが憧れる人生を手に入れた」と自負している。ただ、女性の扱いもうまいためか、結婚してすぐ浮気がバレて「二度としない」と妻に誓ったものの、その後も多くの女性と関係を持ち、現在は同じ番組を担当する部下と不倫関係になっている。そんな、結婚・不倫・仕事…人生すべてが順風満帆だと思っていた葛谷だが、この日、突然テレビ局で妻と不倫相手が鉢合わせになることで、人生最大のピンチを迎える。

「生ドラ!」初出演の松也は、「生ドラマの以前の放送を拝見していなかったので、どのように生ドラマをやっていくのかとても興味がありました!」と喜び、「3人のストーリーが絶妙に重なり合いながら展開していきますので、放送当日が楽しみになりました」と期待を寄せている。

「生ドラ!東京は24時- Starting Over -」の放送終了後には、出演者たちの熱気あふれるアフタートークなど、恒例の限定コンテンツが、FODやTVerで配信される予定。

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