両親訴え「真実知りたい」、仙台 パワハラ受け女性教諭死亡

 宮城県立高の女性教諭=当時(32)=が2020年に職場の男性教諭からパワハラを受け自殺した問題で、女性の両親が13日、仙台市で初めて記者会見し「事実の認定が不十分だ。真実が知りたい」と訴えた。男性教諭は先月、停職3カ月の懲戒処分となった。父親は「娘に問題があったようにも捉えられる軽い処分」と疑問を呈した。

 県教委によると、男性教諭は他の職員もいる会議で業務の進捗状況を何度も問い詰めるように聞いたり、「仕事は一切お願いしません」などと書いた手紙を女性の机に置いたりした。自殺したのは、手紙を置かれた翌日とみられる。

 県教委は処分に当たり、パワハラと自殺の因果関係を認定している。

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