永瀬廉、門脇麦も困惑の“ハイテンション姿”にSNSほっこり「キャラ壊れた笑」『厨房のありす』第8話

3月10日に日本テレビ系日曜ドラマ『厨房のありす』の第8話が放送された。

(※以下、ネタバレを含みます)
「料理は化学です」が口癖の八重森ありす(門脇麦)は、自閉スペクトラム症(ASD)の特性ゆえ、大きな音や強い光、人との会話が苦手で生きづらさを抱えながらも、驚異的な記憶力と化学の理論に基づき、おいしくて癒される“やさしいごはん”を振る舞う天才料理人であった。

ありすとアルバイトの酒江倖生(永瀬廉)に対し、八重森心護(大森南朋)は、倖生の父・十嶋晃生(竹財輝之助)の死の真相を語った。晃生は家族を引き合いに横領の罪を何者かに着せられていたのであった。その結果、晃生は自ら命を絶ち、それを防げなかった心護は「僕が晃生を見殺しにした」と自分を責める。

晃生は倖生を愛しており、それ故に死を選択したのではないかと心護は倖生に打ち明けるも「俺のせいじゃん」と倖生も自分を責めた。このシーンに「倖生くんのことちゃんと息子として大好きだったんだ」「背負いすぎだよ、倖生くん」と明かされてもなお辛い倖生の過去に同情の声があがっていた。

そんな中、ありすの親友・三ツ沢和紗(前田敦子)は気を落とす倖生に「一回、試しに元気に振る舞ってみたら?」とアドバイス。ただ、不器用な倖生は不自然なハイテンションモードに。ご飯を食べても「うまーい!ほかほか!」とリアクションしたり、ババ抜きしながら「うわージョーカーじゃん!やられたー!」とありすも明らかに異変を感じるほど。

SNSでも「それであの空回りハイテンションになるのか笑」「倖生くんキャラ壊れた笑」「テンション高い倖生くんかわいい!!!」「空元気下手すぎて愛(いと)おしい」とこの場面には大きな反響が見られた。

一方で、自分たちが“付き合っている”のかよくわからないありすと倖生。ありすは倖生を元気づけるためにも、初デートで水族館に誘う。しかし、ありすのために元気に振る舞う倖生を見てありすは「ウソの笑顔は嫌い。無理をするのは不健全」と指摘。結局、そのままケンカになってしまう。

和紗の夫・三ツ沢金之助(大東駿介)は、実家の三ツ沢工務店に息子の虎之助(三浦綺羅)とクラスメートたちが社会科見学に来るということで気合十分。父親として息子に格好いいところを見せたい金之助は、右腕の骨にヒビが入っているにもかかわらずそれを隠し、いつものように仕事をしているところを子供たちに見せた。

さらに金之助は、小学校のうさぎの飼育小屋の建設も請け負うが、怪我のことが明らかになると和紗の父・定一郎(皆川猿時)からストップがかかる。反対を押し切り作業を進めようとする金之助に倖生は自分の父親と重ね合わせたのか、怪我が長引き後遺症が残ってしまった時の虎之助の気持ちも考えるべきであると強めの口調で諭した。

その後、ありすは特設の屋台に倖生、心護、金之助そして定一郎らを呼び、おでんを振る舞う。そこでありすは「おでんはみんなの力を合わせておでんになるんです」とし、その言葉をきっかけに金之助が作れなかった飼育小屋をみんなで力を合わせて作ろうと定一郎が提案。

後日、金之助の指揮のもと飼育小屋が完成。最後まで完成させて格好いいところ見せたかったとぼやく金之助に、虎之助は「格好いいと思うけどね。十分」と口を開いた。そんな親子2人をどこか羨(うらや)ましそうに遠くから眺める倖生であった。

ドラマ終盤では、晃生を死に追いやった人物を探し出すべきであるとありすが倖生に話していると、百花(大友花恋)が訪れ、盗み聞きした心護と五條誠士(萩原聖人)との密談の内容を明かした。

そこでは、心護に“火事のことも横領のことも隠せない”と突き詰められた誠士が「美知子(ありすの実母)は“殺された”と知ったら、ありすはどうなる」と衝撃的な内容が語られていた。一方で、誠士の妻・五條蒔子(木村多江)は、とあるデータの記載された書類やSDカードを焼却しており…ネット上でも「ありすのお母さんは殺されたの!?」「一気にミステリー展開!」と視聴者も大混乱の結末を迎えた。

次回3月17日放送の第9話で、ありすと倖生は25年前の火事に関する重要人物にたどり着く。そんな2人の動きを察した心護はとある行動に。そして25年前の火事、横領事件の黒幕、さらにはありすの真の父親がついに明らかに…

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