若手スタッフらが出前授業 航空業界の仕事のやりがい伝える

若手スタッフらが出前授業 航空業界の仕事のやりがい伝える

 航空業界への就職を将来の選択肢に入れてもらおうと、千葉県山武市の高校で3月13日に出前授業が行われ、成田空港で旅客を案内する若手スタッフらが仕事のやりがいなどを語りました。

 出前授業は山武市の県立松尾高校で行われ、成田空港で旅客案内などの地上業務を担う若手のグランドスタッフらが講師を務めました。

 授業ではまず、航空業界の職種の幅広さについて触れるとともに、成田空港の物流面での役割の重要性や仕事のやりがいなどについて話しました。

 授業の後、生徒らは講師に対し「職場の雰囲気」などについて積極的に質問し、航空業界への理解を深めている様子でした。

 出前授業は、成田空港を地域経済に生かそうとする協議会が3年前から始めたもので、協議会によりますと、成田空港では2029年の3本目の滑走路の供用開始により、必要な従業員数が今の約倍に当たる7万人に上り、人材の確保が急務だということです。

 主催者は、「身近にありながらあまり知られていない成田空港の仕事に興味を持ってもらい、将来の就職の選択肢に入れてほしい」と話しています。

生徒は―
「(グランドスタッフは)思っている以上に少ない人数で回しているなど、想像と違ったことが面白かった」

「(講師が)笑っているのが良い印象が強いので、笑顔がたくさんある職場なのかなと想像できた」

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