【高校受験2024】兵庫県公立高入試<英語>講評…昨年度からの難易度変化なし

【高校受験2024】兵庫県公立高入試<英語>講評

2024年3月12日(火)、令和6年度(2024年度)兵庫県公立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。2024年3月4日に発表された全日制の志願者数は2万2,677人で、志願倍率は1.04倍となった。

リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「英語」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

兵庫県<英語>講評

(開成教育グループ 提供)

【英語】昨年度からの難易度変化:なし

大問1 聞き取りテスト1~3 標準
大問2 ポスターを見ながらの対話文(資料はなし) やや難
大問3 長文読解問題 やや難
大問4 対話文読解とメモの空欄補充問題 やや難
大問5 文法・語彙問題 やや易

大問1は、例年どおり聞き取り1の放送は1回のみ、2~3は2回放送された。問題数と配点に変化はなく、内容の難易度も大きな変化はなかった。大問3のQuestion1とQuestion2を読む間の時間が昨年度は15秒であったが、今年度は10秒になった。

大問2は、昨年度と変わらず対話文形式であった。語数が80語程度増加したことにより全体の内容の把握がしづらくなった。小問については、thatの内容を問う問題が新たに出題されている。4語を選択し並べ替える問題は形式・難易度ともに変わっていない。

大問3は、語数が100語程度増えており、内容の把握に時間を要する文章であった。また、各小問は例年どおり全体の内容把握が必要な問題が多いため、より早く必要な情報を見つけていく力が必要になってくる。

大問4は、昨年度は対話文であったが、今年度は2人の発表原稿の形式であった。文章を読んでメモを完成させる問題は今年度出題されなかったが、それぞれの人物に対する適切なコメントシートを選ぶ問題が出題されており、文章全体を読んで内容をまとめる力も必要であった。

大問5は、例年どおり文法力・語彙力を問う問題であった。形式は昨年度と変わらず2問で構成あったが、今年度はイラストではなく文字で細かく書かれているため、昨年度と比べると英語にしやすいものであった。


このレポートは2024年3月13日(水)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ

編集部

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