静岡県湖西市の浜名湖で17歳の男子高校生の遺体が見つかった事件で、静岡県警警察は男2人を殺人の疑いで逮捕しました。2人は、遺体発見現場周辺の浜名湖畔でも暴行を加えていたとみられることもわかってきました。
<浜松総局 山口駿平記者>
「遺体が見つかった浜名湖です。男子高校生はこの周辺で溺死させられたものとみられています」
この事件は、中国籍で静岡県袋井市に住む男子高校生(17)が2月9日、湖西市の浜名湖で遺体で発見されたものです。静岡県警の捜査本部は3月12日、いずれも浜松市中央区に住む無職の男(21)とフィリピン国籍の無職男(18)殺人の疑いで再逮捕しました。
2人は2月5日、共謀のうえ、浜名湖で殺意を持って男子高校生を溺死させた疑いが持たれています。
<浜松総局 山口駿平記者>
「男子高校生は友人の家で大人数が参加するパーティーに参加していました。容疑者らは、この家、もしくはその近くで、男子高校生に暴行を加えたものとみられています」
事件があった5日未明、容疑者2人は浜松市内の友人の家もしくはその周辺で男子高校生に暴行を加え、その後、車の中に監禁したとされています。
容疑者2人は男子高校生を車に監禁した状態で約20㎞離れた湖西市の浜名湖周辺に移動。捜査関係者への取材から容疑者2人は浜名湖畔でも、再び暴行を加えていたとみられることが分かりました。
男子高校生は水に入った状態で放置され、溺死したとみられています。この一連の犯行は午前3時から6時の間の約3時間で行われたとみられます。
警察は2人が容疑を認めているかどうか明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと男子高校生との間にバイクや女性をめぐるトラブルがあったことが確認されています。