エンジェルス、大谷翔平の代役として投手スネル&DHマルティネスと契約か「完璧な代替品となる」とエ軍メディア

ロサンゼルス・エンジェルスがFA市場で大きな動きを見せる可能性が出てきた。大谷翔平が退団した今オフ、さまざまな選手が補強ターゲットに挙がりながらも、いまだ有力な補強は行なわれていない。それでもオフシーズンの最終盤に新戦力を獲得してファンを喜ばせるかもしれない。

エンジェルス専門メディア『Halos Today』は3月12日の記事で、「エンジェルスはいまだ市場に残っている多くのトップFA選手とリンク付けされている」とし、前サンディエゴ・パドレスの投手ブレイク・スネルと、前ロサンゼルス・ドジャースのJD・マルティネスの名前を挙げた。

「スネルとの交渉は以前から報じられており、マルティネスも最新情報ではエンジェルスと深く関わっている」として、米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者の報道を引用。ヘイマン記者は、「マルティネスは、エンジェルスに行くアイデアを気に入っていると言われている」と3月12日に伝えていた。
36歳のマルティネスは2023年シーズン、ドジャースのDHとして113試合に出場し、ムーキー・ベッツの39本、マックス・マンシーの36本に次ぐ33本の本塁打を記録。打点もベッツとマンシーに続く103をマークしたベテラン・スラッガーだ。

同メディアは、「エンジェルスはマイク・トラウト、アンソニー・レンドーンに疑似休日を過ごせるよう、DH枠を空けておきたい考えがあるとも言われている。しかし、マルティネスの圧倒的な打力にはインパクトがある」とし、2度もサイ・ヤング賞を受賞しているスネル、そしてマルティネスと契約できれば、「大谷翔平の完璧な代替選手になるだろう。価格も抑えられる」との見解を示した。

ただ、MLB開幕を間近に控えるタイミングでFA市場が活性化。スネルを巡ってはエースのゲリット・コールに故障の疑いがあるニューヨーク・ヤンキースなどが、マルティネスにはニューヨーク・メッツや故郷の球団マイアミ・マーリンズなどが関心を示しているという。

はたしてエンジェルスは、スネルとJD・マルティネスと契約し、ファンを喜ばせることができるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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