北秋田市で捕獲された野生イノシシ2頭が豚熱に感染

北秋田市で捕獲された野生のイノシシ2頭が、CSF=豚熱に感染していたことがわかりました。県内ではおととしに初めてイノシシの感染が確認され、今回で11頭となりました。

県によりますと、いずれも北秋田市で先月29日に水田わきの斜面で、今月2日には畑のわきで野生のオスのイノシシがそれぞれ1頭捕獲されました。13日、遺伝子検査で2頭とも豚熱に感染していたことが判明しました。捕獲された2か所は1キロほどの距離です。県内ではおととしに初めて野生のイノシシの豚熱への感染が確認され、今回で11頭となりました。

豚熱は人には感染しませんが、イノシシやブタの致死率が高いのが特徴です。ただ、県内で飼育されているブタはすべてワクチンを接種しているため、出荷などへの影響はありません。しかし、野生のイノシシは県内でも数が増え、生息域を広げています。県は引き続き養豚業者や猟友会に衛生管理の徹底を呼び掛けるほか山に入る人に下山の前に靴の泥を落とすなど、協力を呼び掛けています。

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