『オッペンハイマー』キリアン・マーフィー、次期ボンドに元ボンドのピアース・ブロスナンからお墨付き

キリアン・マーフィー(C)AFLO

ダニエル・クレイグの卒業以来、次のボンド役に注目が高まっている『007』シリーズ。この度、『ゴールデンアイ』から4作品に渡ってジェームズ・ボンドを演じたピアース・ブロスナンが、次のボンド役にキリアン・マーフィーを推した。

Varietyによると、現地時間3月7日夜に、米ロサンゼルスにて開催されたオスカー・ワイルド賞の席で、ピアースがBBCに次のボンド役について意見を聞かれ、答えたそうだ。「キリアンならきっと、女王陛下のスパイ、ジェームズ・ボンドとして、素晴らしい働きを見せるよ」。

ピアースはキリアンと同じアイルランドの出身で、5代目ジェームズ・ボンドとして『ゴールデンアイ』、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』、『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』、『007 ダイ・アナザー・デイ』に出演。6代目ボンドを演じたダニエルにバトンをつないだ。

2021年の『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』を最後にダニエルがボンド役を退いて以来、トム・ハーディやイドリス・エルバ、アーロン・テイラー=ジョンソンら数多くの名前が挙がってきたが、まだ正式発表に至っていない。

キリアンは、ダニー・ボイル監督のホラー映画『28日後...』シリーズや、BBCのドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』で知られ、ケン・ローチ監督の『麦の穂をゆらす風』や『真珠の耳飾りの少女』、トランスジェンダーの主人公を演じた『プルートで朝食を』などに出演。クリストファー・ノーラン監督作品の常連で、『バットマン ビギンズ』に始まり、『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』、『インセプション』、『ダンケルク』に出演している。6度目のタッグにして初めて主演を務めた『オッペンハイマー』では本年度アカデミー賞を獲得するなど、注目を集めている。

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