鈴木雅之、1年ぶりのオリジナルアルバム『Snazzy』リリース B’z 松本孝弘、GReeeeNらが参加

鈴木雅之が3月27日にリリースする1年振りのオリジナルアルバム『Snazzy』の、ジャケット写真や収録内容を発表した。

タイトルの“Snazzy”は、「粋な」「おしゃれな」「かっこいい」などの意味があり、内面から生まれてくる粋なセンス、粋なメッセージと粋なサウンドが溢れだす、というような思いが込められているとのこと。

今作には鈴木自身が作詞作曲を務めた3曲に加え、「Ultra Snazzy Blues」では、松本孝弘(B’z)が作曲を、GReeeeNと鈴木が作詞を手掛けるという3者によるコラボレーションが実現。そのほかにも、水野良樹(いきものがかり/HIROBA)、Billyrrom、つのだ☆ひろ、石崎ひゅーいなど、様々な世代やジャンルのアーティストたちが参加している。

さらに、2001年リリースのカバーアルバム『Soul Legend』より収録曲「Me and Mrs. Jones」を、2024年にボーカル再録音した“ギフトトラック”として収録。CD初回生産限定盤には、2001年当時の未公開映像も付属する。

また、同日3月27日には2023年のツアー『masayuki suzuki taste of martini tour 2023 ~SOUL NAVIGATION~』大宮ソニックシティ公演を完全収録した映像作品もリリース。オリジナルアルバム『SOUL NAVIGATION』からの選曲に加え、グループ時代や鈴木雅之ソロでの楽曲、この日にサプライズゲストとして出演した、アニメ『かぐや様は告らせたい』シリーズで共演したデュエットパートナーの鈴木愛理、すぅ(SILENT SIREN)、高城れに(ももいろクローバーZ)を迎えたコラボレーション楽曲も収録している。

<ニューアルバム『Snazzy』参加アーティストコメント(収録曲順)>

・松本孝弘(B’z)

大先輩から楽曲のご依頼を受け、とても光栄に思っています。
鈴木さんからは“BLUES”というキーワードを頂きL.Aで作業を始めました。
タイトルの通りSnazzyでBluesyな楽曲に仕上がったと思います。
鈴木さんとGReeeeNのHIDE君の歌詞にも注目です。
Enjoy the song !

・GReeeeN

一番初めにB’zの松本さんにお声がけを頂き、なんという皆様の中にご一緒出来るのだろうと身が引き締まる思いでした!その後鈴木さんに初めてオンラインでお会いして、頂いたお話が『ラヴソングを!!!!』とのことでしたので、ラヴソングをよりブルースにしてみようと考えました!人対人の関係、愛もそうですし恋は尚更ですが、人間は一人では未完成、お互いを補いあって、支え合って、ありがとうもごめんねも何歳になっても言い合って生きていくという、足りないところを否定しないのがブルースでありラヴソングなのではという気持ちを込めました!

・水野良樹(いきものがかり/HIROBA)

テレビアニメシリーズ『かぐや様は告らせたい』を通じて、今まで4度にわたり、マーチンさんの胸を借り、パワフルでファンキーな楽曲を書かせて頂きました。
ソングライターとして、鈴木雅之というレジェンドヴォーカリストに4度も曲を書かせてもらえるというのは、まさに作曲家冥利に尽きるのですが、唯一叶っていない夢がありました。
それはあのラヴソングの王様に、バラードを書かせて頂くという夢です。
ライブに伺ったとき、楽屋で意を決して「いつの日か、バラードを書かせてください」とお伝えしました。
マーチンさんはいつもの笑顔で「おお、いいね」と応えてくださいました。
ただでさえ火傷しそうなあの熱い歌声が、さらに熱を帯びるような、そんなメロディを書きました。こんなに力一杯のフルスイングをさせてもらえることが、本当に幸せです。

・Billyrrom

「出会い」をテーマに、そこにある喜びについて書きました。そして新しい人や場所に出会い、その前後で自分の考えや見えるものが一瞬にして変わってしまう現象を「Magic Hour」という言葉で表現しました。
私たちの曲ではなくマーチンさんとの曲だからこそこのテーマで書くことに意味があり、むしろこの曲でなければ書けなかったテーマだと感じています。

・つのだ☆ひろ

軽快でフェイクもしやすくオシャレな、それでいて強さも感じるR&B、そんなイメージで作りました。
何よりも作家としてだけでなく、友人として書いた曲です。詞は夢があって、驚きがあって、信頼にあふれ、愛情もたっぷりと入れました。フィラデルフィアサウンドが郷愁を誘う良き時代のアメリカの匂いがする曲です。

・石崎ひゅーい

打ち合わせで初めてマーチンさんとお会いした時、マーチンさんの“色気”にやられました、そして音楽に対する“ロマン”を沢山感じたんです。その時に連絡先を交換したのですが、マーチンさんが送ってくれるスタンプがめちゃくちゃ可愛いくて、“ファニー”も感じました。
偶然にも、その直後にニューヨークに行く予定があったので、そこで感じたことを曲にしてマーチンさんに贈ろうと思いました。
マンハッタンから北に少し抜けると、一気になんにも無くなって急に景色が田舎になる、その空気の変わり方を感じた時、マーチンさんが旧式のアメ車に乗って夜の摩天楼からハイウェイに乗って朝に向かって走り出すような絵が浮かんだんです。色気とロマンと少し子供じみた狂気みたいものをテーマにして、この楽曲を書いてみました。
「ベイビー・レイニー・ブルース」です。よろしくお願いします。

(文=リアルサウンド編集部)

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