「かわいすぎて発狂した」 ふくれっつらで布団から顔を覗かせる元保護猫 いじけてしまった理由に1.5万人ほっこり

引用元:@marie_mamachanさん

布団の中から顔を覗かせる1匹の猫。仏頂面をしてじっと正面を見つめています。ご機嫌ななめになってしまった理由に、1.5万人がキュン。X(旧Twitter)で反響を呼んだ投稿について、飼い主のXユーザー@marie_mamachanさんに、詳しいお話を伺いました。

■布団からひょっこり顔を出した猫 へそを曲げてしまった理由がかわいすぎる!

引用元:@marie_mamachanさん

「かまってもらえずいじけてしまった猫かわいすぎて発狂した」

そんなコメントとともに投稿された写真には、ぶすっとした表情を浮かべて布団から顔を覗かせる猫が映っています。飼い主さんが向けるカメラには目を向けず、明後日の方を向いて知らんぷり。どうやら飼い主さんに遊んでもらえなかったため、ふてくされてしまったようです。

この写真がXで公開されると、1.5万件以上の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)や引用リポストには「『もういいお布団に引きこもる』強い意志を感じますにゃ」「いじけ顔かわいすぎる(笑)」「ぐっ……その顔に弱いんだよ」など、愛らしい表情に目を奪われる声が寄せられています。

■行きつけの店先で運命の出会い 痩せ細ったてつおくんを保護

引用元:@marie_mamachanさん

注目を集めたのは、推定年齢6歳の元保護猫「てつお」くん。人懐こく、とても甘えん坊な男の子です。飼い主さんのおうちでは、茶白の女の子で推定年齢8歳の「マリー」ちゃんと暮らしています。

てつおくんとの出会いは、ある日、突然、訪れました。飼い主さんの夫がよく行く店先に突然現れたてつおくん。警戒するような素振りはまったく見せず、スリスリしたり、ごろんと寝転んだりし始めたそうです。当時のてつおくんは、とても痩せていて弱々しかったことから、飼い主さんの夫は放っておくことができませんでした。

飼い主さん:
「先住ねこのマリーがいるため悩みましたが、あまりのかわいらしさに心を奪われました。店主に話を聞くと、飼い主はいないとのこと。そのまま家へ連れて帰りました」

こうして飼い主さん家族の一員になったてつおくん。先住のマリーちゃんとは、程よい距離感を保ちながら暮らしています。

飼い主さん:
「てつおは、“マリー愛”がとても強く、しつこく追いかけ回してしまうなど手加減ができません。そのため、お留守番や夜、寝るときだけ、それぞれ別の部屋で過ごしてもらっています」

■飼い主さんをメロメロにしたてつおくん 毎晩、腕枕ですやすや…

引用元:@marie_mamachanさん

ある朝、飼い主さんがキッチンでお弁当を作っていると、てつおくんが足元にやって来てスリスリ、ゴロゴロと甘えてきました。

手が離せなかった飼い主さんは「ちょっと待ってね」と、てつおくんに声をかけながら、お弁当作りを続行。てつおくんは、“かまってアピール”を続けましたが、しばらくするとキッチンから立ち去ってしまいました。

ようやく手が空いた飼い主さんは、てつおくんを探しに部屋へ。すると、夫の布団から顔だけ出して、不服そうな表情を浮かべるてつおくんを見つけました。

飼い主さん:
「お留守番をするときは、よくこうして夫の布団に潜って寝ています。夫の匂いがするので落ち着くのかもしれません。いつもは体ごとすっぽり潜っているのに、このときはふてくされたような表情を浮かべながら顔だけ出していたので、思わず、声が出ました(笑)。誰も相手してくれないので、『もう“ふて寝”してやろう』とパパの匂いのする布団に潜り込んだのかな。でも、顔は出して『ぼくは、ここだよ』とアピールしていたのかもしれません」

この後、飼い主さんからたくさんなでなでしてもらったてつおくん。よほど嬉しかったのか、いつもより大きな音でゴロゴロと喉を鳴らしながら眠りについたそうですよ。

飼い主さん:
「てつおは、喜怒哀楽がはっきりしています。嬉しいときは、ゴロゴロと喉を鳴らしながら膝に乗ってきたり、寂しいときは、ぷいっと顔を背けて立ち去ったり……。夜は、私の布団で腕枕をしながら眠ります。愛おしくてたまりません」

まるで人間の子どものようなリアクションを披露してくれたてつおくん。これからも大好きな家族にたくさん甘えながら、幸せな日々を過ごすことでしょう。

写真提供・取材協力/@marie_mamachanさん/X(旧Twitter)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/佐東みかん

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